山のワイルドライフ・サイエンス
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岳都・松本「山岳フォーラム2016」関連イベント

山のワイルドライフ・サイエンス
近年、フィールドワークとライフサイエンス等の多様な研究を統合した、「ワイルドライフサイエンス」という、生きものすべての生存の連環を科学する新興の学問分野が確立されつつあります。これは「地球社会の調和ある共存」をめざし、絶滅が危惧される野生動物を対象とした研究・教育・実践を通じて、その自然の生息地でのくらしを守り、飼育下での福祉をはかり、人間の本性についての理解を深める取り組みです。

この写真展・講演会では、西アフリカの世界自然遺産ニンバ山やポルトガルのアルガ山、中国雲南省山岳地帯など、世界各地の山々に暮らす多様な生きものの姿をお届けします。人間を含めた自然のあり方について、理解を深める契機となることを願っています。

※観覧無料・申込不要
直接会場にお越しください
できるだけ公共交通機関をご利用ください
会期
2016/11/23(水・祝)~27(日)
時間
午前9時~午後5時 
(初日は午後3時から/最終日は午後4時まで)
会場
松本市美術館 2階多目的ホール
主催
京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・ リーディング大学院(PWS)
一般財団法人全国山の日協議会
共催
京都大学学士山岳会(AACK)





特別講演会



11月24日(木) 17:00~18:00
講師 森村 成樹  
京都大学野生動物研究センター・特定准教授
タイトル:ボッソウとニンバ山のチンパンジーをむすぶ緑の回廊

ギニアのボッソウ村とニンバ山に暮らすチンパンジーの生態をお話しします。孤立したボッソウのチンパンジーを守るため、ニンバ山まで木を植える「緑の回廊」の活動を紹介します。


11月25日(金) 17:00~18:00
講師 平田 聡  
京都大学野生動物研究センター・教授
タイトル:ウマ学ことはじめ:ポルトガル・アルガ山の野生ウマ

ヒトとそれ以外の動物の比較を通じて、心の進化的起源を探る研究をしています。野生状態のウマの個体間関係、社会関係を調べる新しい試みを紹介します。


11月26日(土) 13:00~14:00
講師 山本真也  
神戸大学大学院国際文化学研究科・准教授
タイトル:ボノボ・チンパンジー研究者からみたウマの社会

進化の隣人である類人猿を通して「人間とはなにか」を研究してきました。次は、人との関わりが深いウマという隣人を通して、人と自然の関係を見つめなおしたいと思います。


11月27日(日) 13:00~14:00
講師 山越 言  
京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科・准教授(松本深志高校出身)
タイトル:アフリカの里山と人びとの暮らし

登山や山岳探検が盛んになる近代以前から、自然に依存して暮らす人びとは山を畏れ敬い、護り、また生活の場として利用しながら生きてきました。身近な山と地域の人びととの関係について、アフリカの事例を紹介しながら、山を含めた環境保全活動の将来について考えてみます。

参加人数
11/23:34人、11/24:110人(森村先生ご講演:18人)、11/25:81人(平田先生ご講演:17人)、11/26:209人(山本先生ご講演:34人)、11/27:265人(山越先生ご講演:47人)