当プログラム履修生へのメッセージ

総合学としてのフィールドワーク

フィールドワークとは研究対象に「語らせる」技術です。植物に、動物に、そして波打つ地層に真実を語らせる。そのためには、どうしたら彼らが語ってくれるのかを考えねばなりません。その対象の世界へ身を投じて体験したり、それをよく知っている人に聞いたり、時にはまったく別の学問分野の方法を適用することも必要になります。その過程で多くのことを学び、自分の考えを説得力を持って「語る」能力を磨く。それを一人ではなく、みんなで楽しくやりながら、世界へ通じる窓を開けようと思っています。

毎日新聞連載「時代の風」
山極壽一先生執筆回バックナンバー

◎ ゴリラから教わったこと [表示する]
2016/03/27  命つなぐ時間 大切に

◎ 留学生と学術外交 [表示する]
2016/02/21  活躍する機会、提供を

◎ 新しい知の共有 [表示する]
2016/01/17  学生の発想生かしたい

◎ 現代の住まい [表示する]
2015/12/06  人間関係の再考を

◎ あらしのよるに [表示する]
2015/11/01  「敵」を作り出す人間

◎ 都市と故郷 [表示する]
2015/09/27  二重生活のススメ

◎ 大学を探検する [表示する]
2015/08/23  「ジャングル」が生む魅力

◎ インターネット講義「MOOC」 [表示する]
2015/07/19  大学の国際化、実現には

◎ アートとサイエンス [表示する]
2015/06/14  息づいている共通の心

◎ 不在を許す心 [表示する]
2015/05/10  過去含めた信頼関係を

◎ 談論風発 [表示する]
2015/04/05  傾聴できる議論重ねて

◎ 大学の街と思索の舞台 [表示する]
2015/03/01  静かな環境で知を結集

◎ 道徳の低下と孤独な社会 [表示する]
2015/01/25  恥と罪の共同体 再生を

◎ 父親不在の日本社会 [表示する]
2014/12/21  薄れゆく地域の子育て

◎ 若者たちの挑戦 [表示する]
2014/11/16  過大な期待は将来奪う

◎ 大学の国際化 [表示する]
2014/10/12  産業界、地域の理解必要

◎ 大学教育の使命 [表示する]
2014/09/07  世界へ学生送り出す窓

◎ サル化する人間社会 [表示する]
2014/08/03  低下する共感や連帯

◎ 科学する二つの能力 [表示する]
2014/06/29  こだわりと発想の転換

◎ ともに生きる作法 [表示する]
2014/05/25  他の生物たちと調和を

◎ 動物たちから学ぶこと [表示する]
2014/04/20  野生の姿から自分知る

◎ ソチ五輪の日本選手 [表示する]
2014/03/09  世界に挑む心育てるには

◎ 贈る気持ちと返す気持ち [表示する]
2014/02/09  人間に独特の互酬性

◎ 野生の心 [表示する]
2014/01/05  大切な幼い時の経験

◎ 人間の危機管理とは何か [表示する]
2013/12/01  他人思う心持ってこそ

◎ 老ゴリラとの再会 [表示する]
2013/10/27  記憶が形作る人間社会

◎ エコツーリズム [表示する]
2013/09/22  日本の知見、アフリカに

◎ 人間を作るのは [表示する]
2013/08/18  自然と歴史、旅を重ねて

◎ ヒューマノイドの時代 [表示する]
2013/07/14  人間のロボット化危惧

◎ 老年期の意味 [表示する]
2013/06/09  目標なく生きる重要性

◎ 作り手による「物語」 [表示する]
2013/05/05  多様な視点から解釈を

◎ 科学を究める意味 [表示する]
2013/03/31  未知の扉、友と開く喜び

◎ 「笑い」サルとの違い [表示する]
2013/02/24  人々の和の最良手段

◎ ネット時代の教育現場 [表示する]
2013/01/20  実践力学び、信頼醸成

◎ 「暴力で平和維持」の誤解 [表示する]
2012/12/16  別の手段、模範を日本が

◎ ゴリラに学ぶ民主主義 [表示する]
2012/11/11  世論を聞けるリーダー

◎ 領土・国境へのこだわり [表示する]
2012/10/07  共存のルール見いだせ

◎ 家族とコミュニティー [表示する]
2012/09/02  思いやり、共食と音楽から

◎ 個人重視の現代生活 [表示する]
2012/07/29  理性欠く感情の高まり

◎ シートン動物記から100年 [表示する]
2012/06/24  共存の心が絶滅を救う

◎ 時間を金で買う現代 [表示する]
2012/05/20  買えぬ信頼、取り戻そう

◎ 日本人と和食 [表示する]
2012/04/15  自然と人、つなぐ役割