当プログラム履修生へのメッセージ

総合学としてのフィールドワーク

フィールドワークとは研究対象に「語らせる」技術です。植物に、動物に、そして波打つ地層に真実を語らせる。そのためには、どうしたら彼らが語ってくれるのかを考えねばなりません。その対象の世界へ身を投じて体験したり、それをよく知っている人に聞いたり、時にはまったく別の学問分野の方法を適用することも必要になります。その過程で多くのことを学び、自分の考えを説得力を持って「語る」能力を磨く。それを一人ではなく、みんなで楽しくやりながら、世界へ通じる窓を開けようと思っています。


山極総長が発信するプロジェクトのページ「京都大学 総長、本音を語る」を開く

山極壽一先生 2014年度活動報告

英語論文

  • Wilfried EEG, Yamagiwa J (2014). Use of tool sets by chimpanzees for multiple purposes in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. Primates 55: 467-472. DOI 10.1007/s10329-014-0431-5
  • Yamagiwa J, Tsubokawa K, Inoue E, Ando C (2015) Sharing fruit of Treculia africana among western gorillas in the Moukalaba-Doudou National Park, Gabon: Preliminary report. Primates 56 : 3-10. DOI 10.1007/s10329-014-0433-3.
  • Yamagiwa J, 2015. Preface for ≪ Conservation of biodiversity in tropical forest through sustainable coexistence between human and wild animals ≫, a special issue of Tropics. Tropics 23 : 135.

総説

  • 山極壽一, 2014. 「人間性の期限を探求する重要性」、Anthropological Science (Japanese Series) 122: 76-81.
  • 山極壽一, 「野菜に飢えた日々:アフリカ熱帯雨林のキャンプ生活」、Vesta 95:14-15
  • 山極壽一, 2014. 「ゴリラから見た人間の少子化と子育て」、ひと・健康・未来、3: 4-5
  • 山極壽一, 2014. 「現代の大学に求められること」、青淵, 787: 2-3.
  • 山極壽一, 2014. 「学びの場としての屋久島-サルとヒトと歩いた40年」、屋久島学Vol. 1 : 33-45.
  • 山極壽一, 2014. 「こころにひびくことば-自然がほほ笑むとき」、PHP 799 : 表Ⅲ.
  • 山極壽一, 2014. 「自然がほほ笑むとき」、PHP, 799 : 113.
  • 山極壽一, 2015. 「真の国際化とは何か-独創性を持ったリーダーの育成を」、中央公論2月号、pp. 108-115.
  • 山極壽一・梶田真章, 2015. 「森のDNA-ままならぬ世を生きる知恵-」、MOKU、276:54-67.
  • 山極壽一, 2015. 「ゴリラにならい泰然自若を信条に京都ならではの研究・教育の場を」、U7, 59 : 6-19.
  • 山極壽一, 2015. 「負けない構えの美しさをゴリラから学ぶ」、学燈, 112 : 2-5.
  • 山極壽一, 2015. 「教育の原点と京都大学の国際戦略」、NIKKEI, 65 : 1-4.
  • 山極壽一・林真理子, 2015. 「なぜ人は家族をつくるのか」、家の光, 91 (5) : 22-27.
  • 山極壽一, 2015. 「大人の品格はゴリラに学んだ」、Fortuna, 2 : 34-37.
  • 山極壽一・茂木健一郎, 2015. 「人間のルーツ、ゴリラが教えてくれる:メスの本能」、PRESIDENT 2015.3.2号、pp.20-25.
  • 山極壽一, 2015. 「父という余分なもの」、OSAKA ROTARY CLUB Weekly Bulletin, 2952 : 1-2.
  • 山極壽一・林真理子, 2015. 対談「なぜ人は家族をつくるのか」、家の光創立90周年記念号, 91(5) : 22-27.

著書

  • 山極壽一, 2014. 「サルを通してヒトをみつめる」、倉本聰・林原博光編『愚者が聞く』、双葉社、pp. 155-197.
  • 山極壽一, 2014. 「ゴリラから人間関係を学べ」、ビートたけし著『たけしのグレートジャーニー』、新潮社、pp. 73-92.
  • 山極壽一, 2014. 『「サル化」する人間社会』、集英社
  • 山極壽一, 2014. 「ゴリラが教えてくれた構えの継承」、京都芸術センター叢書『継ぐこと、伝えること』、京都芸術センター、pp. 190-194.
  • 山極壽一, 2014. 「言語以前のコミュニケーションと社会性の進化」、57科学のとびら『人間とは何か-先端科学でヒトを読み解く』、東京化学同人、pp.41-71
  • 山極壽一, 2014. 「ゴリラが語る「ヒトとは何か」」、『人生を考えるのに遅すぎるということはない』。講談社、pp.95-124.
  • 山極壽一, 2015. 『父という余分なもの-サルに探る文明の起源』、新潮文庫

新聞記事

  • 山極壽一, 2014. 「動物たちから学ぶこと―野生の姿から自分知る」、時代の風、毎日新聞朝刊、4月20日
  • 山極壽一, 2014. 「共同体による子育ての危機」、こころの森、4月15日、京都新聞朝刊
  • 山極壽一, 2014. 「ともに生きる作法―他の生物たちと調和を」、時代の風、毎日新聞朝刊、5月25日
  • 山極壽一, 2014. 「科学する二つの能力―こだわりと発想の転換」、時代の風、毎日新聞朝刊、6月29日
  • 山極壽一, 2014. 「サル化する人間社会―低下する共感や連帯」、時代の風、毎日新聞朝刊、8月3日
  • 山極壽一, 2014. 「世界へ送り出す窓―大学教育の使命」、時代の風、毎日新聞朝刊、9月21日
  • 山極壽一, 2014. 「過大な期待は将来奪う―若者たちの挑戦」、時代の風、毎日新聞朝刊、11月16日
  • 山極壽一, 2014. 「失われゆくものどう守る」、中国新聞夕刊、12月25日
  • 山極壽一, 2015. 「生きる知恵を与えてくれた、何の目的もなく集まり過ごす時間」、京都新聞、1月1日
  • 山極壽一, 2015. 「道徳の低下と孤独な社会-恥と罪の共同体再生を」、時代の風、毎日新聞、1月25日
  • 山極壽一, 2015. 「静かな環境で知を結集-大学の街と思索の舞台」、時代の風、毎日新聞、3月1日

学会発表

  • Yamagiwa J (2014) Closing Remarks. Mapping the mind, 12 April, 2014. Hotel Okura (Kyoto)
  • Basabose AK, Inoue E, Sebulimbwa K, Murhabale B, Akomo-Okoue E, Yamagiwa J. Estimating the population size and genetic structure of a wild chimpanzee community by genotyping fecal samples in Kahuzi-Biega National Park, Demogratic Republic of Congo. International Primatological Society XXV Congress (2014/08/12, Hanoi)
  • Yamagiwa J, Tsubokawa K, Inoue E, Ando C. Transfer of fruit among western lowland gorillas in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. International Primatological Society XXV Congress (2014/08/13, Hanoi)
  • Ghislain Wilfried E, Yamagiwa J. Use of combined tools by chimpanzees for multiple purposes in Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. International Primatological Society XXV Congress (2014/08/14, Hanoi)
  • Yamagiwa J, Iwata Y, Tsubokawa K, Ando C, Basabose AK. Association patterns among females and males of eastern and western lowland gorillas. International Primatological Society XXV Congress (2014/08/16, Hanoi)
  • Inoue E, Fujita S, Ando C, Akomo-Okoue EF, Nze-Nkogue C, Inoue-Murayama M, Yamagiwa J. Individual identification by fecal DNA analyses in a western gorilla group. International Primatological Society XXV Congress (2014/08/16, Hanoi)
  • Yamagiwa J, 2015. Evolution of human sociality: What we can learn from gorillas. 1st Kyoto University-UC San Diego Joint Symposium: New Era of Trans-Pacific Knowledge Interactions. March 11, ANA Crown Plaza Kyoto (Kyoto).

  • 山極壽一, 2014. 「言語以前のコミュニケーション:ゴリラの社会から考える」、第58回システム制御情報学会大会、特別講演、5月22日、京都テルサ(京都市)
  • 足達太郎・山極壽一, 2014. 「第3回アフリカ生物学フォーラム」、第51回日本アフリカ学会学術大会、5月24日、京都大学(京都市)
  • 山極壽一, 2014. 「ゴリラの妊娠・出産・育児から人間の進化を考える」、第50回日本周産期・新生児医学会、7月13日、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(舞浜)
  • 山極壽一, 2014. 「家族進化論―ゴリラの社会から見た人間性の由来」、日本家族心理学会第31回大会、7月21日、京都教育大学(京都市)
  • 山極壽一, 2014. 「老年期の進化と人間社会の未来」、「寿命」第3回研究会、12月3日、中部高等学術研究所(春日井市)
  • 山極壽一, 2015. 「京都大学の超高齢社会に対する貢献と安寧の都市ユニット」、京都大学・安寧の都市ユニット5周年記念シンポジウム、1月24日、京都大学医学研究科杉浦地域医療研究センター(京都市)
  • 山極壽一, 2015. 「ゴリラと生物多様性保全」、第6回京都環境文化学術フォーラム、2月7日、京都国際会館(京都市)
  • 山極壽一, 2015. 「ゴリラ:「サル化」する人間社会」、第4回ひと・健康・未来シンポジウム、2月19日、日本モンキーセンター(犬山市)
  • 山極壽一, 2015. 「言語以前のコミュニケーション」、情報処理学会第77回全国大会、招待講演、3月18日、京都大学時計台百周年記念ホール(京都市)



毎日新聞連載「時代の風」
山極壽一先生執筆回バックナンバー

◎ ゴリラから教わったこと [表示する]
2016/03/27  命つなぐ時間 大切に

◎ 留学生と学術外交 [表示する]
2016/02/21  活躍する機会、提供を

◎ 新しい知の共有 [表示する]
2016/01/17  学生の発想生かしたい

◎ 現代の住まい [表示する]
2015/12/06  人間関係の再考を

◎ あらしのよるに [表示する]
2015/11/01  「敵」を作り出す人間

◎ 都市と故郷 [表示する]
2015/09/27  二重生活のススメ

◎ 大学を探検する [表示する]
2015/08/23  「ジャングル」が生む魅力

◎ インターネット講義「MOOC」 [表示する]
2015/07/19  大学の国際化、実現には

◎ アートとサイエンス [表示する]
2015/06/14  息づいている共通の心

◎ 不在を許す心 [表示する]
2015/05/10  過去含めた信頼関係を

◎ 談論風発 [表示する]
2015/04/05  傾聴できる議論重ねて

◎ 大学の街と思索の舞台 [表示する]
2015/03/01  静かな環境で知を結集

◎ 道徳の低下と孤独な社会 [表示する]
2015/01/25  恥と罪の共同体 再生を

◎ 父親不在の日本社会 [表示する]
2014/12/21  薄れゆく地域の子育て

◎ 若者たちの挑戦 [表示する]
2014/11/16  過大な期待は将来奪う

◎ 大学の国際化 [表示する]
2014/10/12  産業界、地域の理解必要

◎ 大学教育の使命 [表示する]
2014/09/07  世界へ学生送り出す窓

◎ サル化する人間社会 [表示する]
2014/08/03  低下する共感や連帯

◎ 科学する二つの能力 [表示する]
2014/06/29  こだわりと発想の転換

◎ ともに生きる作法 [表示する]
2014/05/25  他の生物たちと調和を

◎ 動物たちから学ぶこと [表示する]
2014/04/20  野生の姿から自分知る

◎ ソチ五輪の日本選手 [表示する]
2014/03/09  世界に挑む心育てるには

◎ 贈る気持ちと返す気持ち [表示する]
2014/02/09  人間に独特の互酬性

◎ 野生の心 [表示する]
2014/01/05  大切な幼い時の経験

◎ 人間の危機管理とは何か [表示する]
2013/12/01  他人思う心持ってこそ

◎ 老ゴリラとの再会 [表示する]
2013/10/27  記憶が形作る人間社会

◎ エコツーリズム [表示する]
2013/09/22  日本の知見、アフリカに

◎ 人間を作るのは [表示する]
2013/08/18  自然と歴史、旅を重ねて

◎ ヒューマノイドの時代 [表示する]
2013/07/14  人間のロボット化危惧

◎ 老年期の意味 [表示する]
2013/06/09  目標なく生きる重要性

◎ 作り手による「物語」 [表示する]
2013/05/05  多様な視点から解釈を

◎ 科学を究める意味 [表示する]
2013/03/31  未知の扉、友と開く喜び

◎ 「笑い」サルとの違い [表示する]
2013/02/24  人々の和の最良手段

◎ ネット時代の教育現場 [表示する]
2013/01/20  実践力学び、信頼醸成

◎ 「暴力で平和維持」の誤解 [表示する]
2012/12/16  別の手段、模範を日本が

◎ ゴリラに学ぶ民主主義 [表示する]
2012/11/11  世論を聞けるリーダー

◎ 領土・国境へのこだわり [表示する]
2012/10/07  共存のルール見いだせ

◎ 家族とコミュニティー [表示する]
2012/09/02  思いやり、共食と音楽から

◎ 個人重視の現代生活 [表示する]
2012/07/29  理性欠く感情の高まり

◎ シートン動物記から100年 [表示する]
2012/06/24  共存の心が絶滅を救う

◎ 時間を金で買う現代 [表示する]
2012/05/20  買えぬ信頼、取り戻そう

◎ 日本人と和食 [表示する]
2012/04/15  自然と人、つなぐ役割